Windows 11のコントロールパネルにインターネットオプションがあります。しかし、Windows 11ではインターネットエクスプローラー(IE)は廃止されたので、何故?と思います。しかし、Windows 11のインターネットオプションとはEdgeをIEモードにした際に有効になる機能で、Edgeの設定に影響は及びません。
IEは2022年6月でサポート終了となっていますが、IEモードのサポートは2029年までとなっています。何故なら、IEには、ActiveXコントロールやセキュリティゾーン設定といった独自の技術が使われていて、webベースの業務用アプリではそれらの古い技術が必要になるからです。そこで、実際には無くなっているIEを、IEモードとして動作させる際に必要な設定を可能とするためにインターネットオプションがある訳です。
Windows 11のインターネットオプションはWindows 10と同様にコントロールパネルにあります。インターネットオプションを開くと「全般」タブが最初に表示しますが、「全般」タブの機能が縮小されています。IEがアプリとして動作するのではないため、「ホームページ」、「スタートアップ」、「タブ」が廃止されています。
「セキュリティ」タブは変化がなく、セキュリティに関する設定は継続できる事がわかります。
「プライバシー」タブは「位置情報」と「InPrivate」の項目が無くなっています。
「コンテンツ」タブ、「接続」タブも変化はありません。
「プログラム」タブは「Internet Explorerの開き方」、「HTMLの編集」、「ファイルの関連付け」の項目が無くなっています。
「詳細設定」タブは「Internet Explorerの設定をリセット」の項目が無くなっています。