管理人は埼玉県の観光都市・川越市に暮らしています。川越は「小江戸」と呼ばれ、歴史的な街並みと豊かな文化に触れられる人気の観光地です。近年では年間およそ700万人もの観光客が訪れており、国内外から注目を集めています。今回は、そんな小江戸川越の魅力をご案内いたします。また、小江戸川越の魅力を多くの人に知ってほしいと思い、新たなサイト「小江戸川越観光 7つのポイント」を公開しました。小江戸川越観光マップもアップしてあるので是非活用ください。
川越といえば、まず思い浮かぶのが「蔵造りの町並み」と川越のシンボルである「時の鐘」でしょう。江戸時代から続く情緒あふれる風景は、歩くだけで当時にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。さらに、「菓子屋横丁」では昔懐かしい駄菓子に出会え、大人も子どもも楽しめるスポットです。
「蔵造りの町並み」へは、川越駅からバスを利用するか、徒歩で約20分ほどでアクセスできます。本川越駅からなら徒歩約10分とより便利です。エリアは仲町交差点から札の辻交差点までの区間で、「一番街」とも呼ばれています。通りには重厚な蔵造りの建物が並び、現在は飲食店や雑貨店として営業しており、昔ながらの風情とともに買い物や食事を楽しむことができます。
一番街を札の辻方面へ進むと、右手に川越のシンボル「時の鐘」が見えてきます。高さは約16メートルあり、現在も一日に4回、6時・12時・15時・18時に心地よい鐘の音を響かせています。
さらに札の辻交差点を左へ少し歩くと、石畳の道に昔懐かしい駄菓子店が軒を連ねる「菓子屋横丁」にたどり着きます。
このエリアを散策した後は、徒歩約12分で行ける川越氷川神社への参拝がおすすめです。川越氷川神社は「縁結びの神様」として古くから多くの人々に信仰されており、特に夏に行われる「縁むすび風鈴」は川越を代表する風物詩として知られています。境内に並ぶ無数の風鈴が風に揺れる光景は、訪れる人々に涼やかな癒しを与えてくれます。
続いて訪れたいのが、川越城の面影を今に伝える「本丸御殿」です。本丸御殿へは氷川神社から徒歩8分程です。ここには大広間や家老詰所が保存されており、往時の城下町文化や武士の暮らしを感じることができます。日本に現存する数少ない本丸御殿のひとつとして、歴史的にも貴重な建造物です。その後、時間があれば周辺の博物館や美術館を訪れるのもおすすめです。
次に訪れたいのは、川越最大の寺社である「喜多院」です。本丸御殿からは徒歩約13分でアクセスできます。広い境内には数多くの重要文化財が点在しており、歴史的価値の高い建造物や仏像を間近に見ることができます。また、境内には徳川家康公を祀る「仙波東照宮」もあり、徳川ゆかりの地としても知られています。
締めくくりには、明治8年(1875年)創業の旧鏡山酒造の建物を改修して誕生した観光施設「小江戸蔵里」を訪れてみましょう。ここには、国の登録有形文化財に指定された3つの蔵、おみやげ処「明治蔵」、まかない処「大正蔵」、ききざけ処「昭和蔵」、に加え、イベントや展示が行われる「つどい処(展示蔵)」があります。歴史ある建物の雰囲気を感じながら、お土産を買ったり、食事、地酒の試飲を楽しむことができます。