3月26日から2泊3日で函館旅行に行ってきました。旅行は久しぶりで、今回のメインの楽しみは「食事」でした。宿泊先は、毎回泊まっているLA VISTA 函館ベイで、所謂「食べグルメ」ツアーを楽しんでいました。ディナーは2日間とも、ホテルから近い「海寿」で事前に予約していました。
往きの新幹線は12:45に大宮を出発という遅めの時間でした。初日は観光をする時間がありませんでした。LA VISTA 函館ベイには17:30頃チェックインし、まずは温泉に1時間程入浴しました。そして、入浴後には北海道限定のサッポロクラシックを飲みました。
海寿の予約時間は19:30でしたが、余裕がありました。店までは徒歩3分ほどの距離です。お通しのカニと日本酒の函館奉行です。お通しは660円と高めではありますが、美味しくコスパは高いです。日本酒の「函館奉行」とは、函館の米を兵庫県の小西酒造が醸造した純米吟醸の日本酒で、函館の食事にベストマッチします。
最初に食べたのは赤ウニ刺しです。ここのウニは関東で食べるものとは別物で、とてもクリーミーで一切の臭みがなく、旨味が凝縮されています。見た目の色も良いですね。最高の一品でした。
次に出てきたのは活イカ刺しで、函館の名物です。このイカは店にある生け簀から調理されたもので、まだ生きています。ゲソの部分が動いています。写真からも透明感が分かりますが、歯ごたえ、食感、味、全て最高です。ゲソは後で刺身かゲソ焼きにしてもらえます。
次はハマグリ焼きです。レモンと比較してみるとかなり大きいことがわかります。独特の甘みとプリプリとした食感が特徴的で、まさに海の幸を味わう極上の一品といえます。シンプルな塩の味付けで、適度な焼き加減に仕上っていて、ハマグリ本来の旨味を引き出しています。
次はホッキ焼きです。肉厚で食べ応えがあります。さっと焼き上げられているようで、身はふっくらとしていて、食感も良いです。口直のためか、紅白の生姜である「はじかみ」の甘酢漬けが添えられていますが、これもマッチしています。
次は函館らしい、じゃがバターイカの塩辛添えです。外側はカリッとした食感で中はホクホクとした食感が広がります。バターのコクがじゃがいもの旨みを引き立てています。北海道のじゃがいもは糖度が高いようで甘みも感じられます。その甘みに塩辛トッピングはベストマッチです。
先ほどの活イカ刺しのゲソがゲソ焼きとなって出されました。香ばしさと食感がたまらない美味しさです。噛むたびに口の中でジューシーな旨味が広がる絶品です。焼き加減も弱火で焼かれているようで最高です。
最後に、たらこ茶漬けで〆となります。豪華にも、大きなたらこがたっぷり入っています。今回、お酒は函館奉行を3杯飲み、料金は13,663円でした。大満足でした。明日もまたここでの食事なので心がワクワクします。
ホテルの近くにある魚市場通電停から路面電車に乗り、湯の川温泉へ向かいました。終点の湯の川電停で降り、数分後に由緒ある湯倉神社に着きましたが、なぜか感動は生まれませんでした。
その後、湯倉神社から函館市熱帯植物園まで徒歩で向かいました。前回の函館旅行でも訪れたことがありますが、サル山には冬季だけ温泉があると聞き、再訪しました。北海道には生息していないはずのニホンザルが温泉に入っているのは、何故か不思議ですね。
お昼ご飯に、函館市熱帯植物園から近くに位置する高評価のラーメン店「一文字」で、840円の塩ラーメンをいただきました。スープは旨味があり透き通っており、柔らかいチャーシューや芯の抜かれたメンマなどの具材、モチモチ感のある麺も素晴らしく、流石に函館の塩ラーメンという感動を覚えました。
湯の川温泉電停から路面電車に乗り、ホテルに戻りました。路面電車には風情があり、観光には最適だと思います。もちろん、バスも走っていますが、函館市電は車両の種類が豊富で飽きさせません。また、意外にも乗客が多いことにも驚かされました。函館本線の各駅のディーゼル車両と比べると、かなりにぎやかでした。
ホテルに戻り、今日もゆっくりと温泉に入りました。ホテルにはサウナもありますが、函館の街並みを見ながらのサウナもなかなか素晴らしいものでした。
今日も海寿にやってきました。今日はお通しにイクラが出ました。お酒は旭川市の高砂酒造が作る国士無双をいただくことにしました。北海道のお酒なので、当然ながら函館の食事には最適の相性です。
刺し身盛り合わせ1人前を最初にいただきました。8種類あります。どれでもが美味しいのですが、それもそのはず、函館は海に面していて、周囲には豊富な漁場があるからです。また、器は五稜郭のデザインです。
今日はイカは天ぷらでいただきました。これが結構ボリュームがあり、揚げたての天ぷらを塩でいただきます。美味しいのはやはり新鮮だからでしょうね。
カニ刺身は大将からのサービスです。ありがとうございました。プリプリのカニ刺身は大変に美味しかったです。
当初は握り寿司は食べる予定でしたが、結構満腹となったため、単品の握り寿司に変更しました。中とろをいただきました。ネタが大きいです。最高に美味しかったです。
昨日いただいた赤ウニ刺しをお寿司にした、こぼれ赤ウニ軍艦です。赤ウニ刺しだと、チビチビお酒を飲みながら味わうのですが、お寿司だと一気食いです。あまりの美味しさに笑ってしまいました。
今回、お酒は国士無双を3杯飲み、料金は10,430円でした。大満足です。再訪問することを楽しみにしています。
翌朝、ホテルのブッフェで朝食をとったところ、前夜の夕食が少なかったのか、かなりたくさん盛ってしまいました。この朝食は、LA VISTA函館ベイの名物のひとつでもあります。以外にもたくさんのおかずを食べてしまいました。そのため、今日の昼食はなしになってしまいました。
今日のスケジュールは、函館山の麓にある神社巡りです。最初に訪れたのは、山上大神宮でした。これは幸坂の旧ロシア領事館の奥に位置しており、急な坂を上らなくてはなりません。坂本龍馬との由来があるため、ファンには人気のある神社だそうです。
次に船魂神社を訪れました。北海道最古の神社とされ、源義経にまつわる伝説があり、海に関連する神々が祀られていて、船舶関係者などが参拝するそうです。
ハリストス正教会にも立ち寄り、内部も見学させていただきました。子供の頃、カトリックの幼稚園に通っていたため、懐かしくも感じられました。
次に、函館山ロープウェイの山麓駅近くにある函館護国神社を訪れました。護国神社とは、戦没者を祀る神社で、函館護国神社では箱館戦争から太平洋戦争までの戦没者が祀られているそうです。境内は広大で、公園のような雰囲気があります。
次に、函館公園にやってきました。ここは、函館市民の憩いの場で、遊園地やミニ動物園もあります。ここではトイレに立ち寄らせていただきました。
最後に訪れたの場所は谷地頭温泉で、疲れた体を癒すことができました。この温泉の泉質は塩化物泉なので、塩っぱく、また鉄分を含んでいるため茶褐色をしています。泉温も40度から43.5度で、一般的な温泉の範囲内です。露天風呂やサウナもあり、料金も430円と非常にリーズナブルであり、函館観光の際にはぜひ訪れることをおすすめします。
今回の函館旅行はこれで終わりです。新函館北斗駅17:26発の新幹線に乗り、21:01に大宮駅に到着しました。お腹が空いたので、大宮駅近くの豚骨ラーメン福の軒で明太子飯セットをいただきました。
函館は飽きることがない場所です。是非、また訪れたいと思います。