現在の90cm水槽を立ち上げて3年が経過しました。まあ、良く3年もったなという感じはありますが、こまめにメンテナンスを怠っていたため、クリプトコリネが大繁殖してしまい、雑草だらけといった景観になってしまいました。そこで重い腰を持ち上げ、さあ、水槽のリセットだと決めました。
まずは新しい水槽をイメージしなくてはなりません。しかし、結局は前回と同じレイアウトにする事にしました。前景草、中景には流木と石を、そして後景草といったレイアウトです。この写真が3年前に立ち上げた際のレイアウトです。
流木と石と後景草は再利用する事にしました。購入するのは、ソイルと前景草です。ソイルとは、土を焼いて固めたもので、土に含まれる栄養から水草を良いコンディションに出来たり、水をクリアーに保ち熱帯魚にとっても好ましい水に出来るといったメリットがあります。しかし、弱酸性なのでグッピーとかには不向きです。その反面、寿命があり、短いもので半年、長くても3年と言われています。
そこで、ソイルの選択が重要になる訳ですが、僕はマメでは無いので、半年でリセットなんて事は到底出来ません。値段が高かろうが、寿命の長いソイルを希望します。そこで、以前より使い続けているJUNマスターソイルのノーマル粒を使う事にしました。実績からも実際3年は保っているからです。90cm水槽なので8Lを3袋使います。
後景草も前回と同じです。考えても結局は前回と同じに戻ってしまいます。ブリクサ ショートリーフを30株、ピグミーチェーンサジタリアを20株、エキノドルス テネルスを10株としました。ソイルと前景草はリセットを行う当日の午前中に届くようにチャームに注文しました。
リセットではまず、既存の水槽の中身を全て出すという作業になります。最初に水草を全て抜いて、再利用出来るものは良い葉を残し株を小さくして綺麗に洗います。それから、水は1/4程まで抜いてから熱帯魚達を丁寧に掬って予備水槽に移します。全ての生物を掬った事が確認出来たら、水を抜ける限り抜いて、古いソイルを専用のスコップで取り出します。しかし、ソイルや水は完全には除去する事は出来ません。水はどうしても2、3cm程は残りますし、ソイルも多少は残ります。
ある程度妥協できたら、ソイルを水槽に敷いていきます。それから1/3程注水しますが、水は酷く濁っています。しかし、レイアウト通りに前景草と後景草を植え、流木と石を配置します。完了したら、水を満タンとして、バクテリアを投入してフィルターを作動させ、30分程待つとある程度、水の濁りが消えてきます。最後に予備水槽の熱帯魚達を戻して完了です。
リセット後2時間程経過した水槽です。もう水の濁りはほぼありません。
5日後の水槽です。早くも水草に葉が生えてきています。