大変に気になっていた、新型のiPhoneであるiPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusが9月13日に発表されました。個人的にはデザインや機能は推測された範囲内なので、さほどの衝撃はありませんでした。今回の目玉商品はiPhone Xです、Xはテンと読みますが、これはAppleのパソコンであるMacのOSでは従来よりOS X(テン)と呼ばれていました。
Appleでは毎年iPhoneの新機種を発表していますが、今回はiPhoneの10周年記念という事もあり当初から誰もが期待していたのだと思います。又、日本はiPhoneがスマホのシェアを50%程有する世界でも類を見ない国です。新型iPhoneに期待している人は大勢いるのだと思います。
スマホには、基本的にはiPhoneとAndroidがあります。iPhoneはApple社より唯一販売されていて、Androidは各社から販売されています。AndroidはGoogleから提供されるオープンソースOSで誰もがプログラムを作る事が出来ます。そのため、Androidのスマホは極端に言えば機種毎に使い方が異なったりしています。しかしiPhoneはiOSのバージョンが異なると使い勝手の変更はあるものの、基本的な使い方は同じです。つまり代々iPhoneを使い続けても違和感なくすんなり使えるのも特徴でした。
iPhoneの特徴として「ホームボタン」がある事ですが、iPhone Xでは廃止になり、使い勝手という点からは変貌したと感じています。ホームボタンが無いためロック解除は「顔認証」という最先端の技術になった訳ですが、果たして使い勝手はどうなのでしょうか?iPhone以外でもiPodやiPadは日本に根付いていて、ほとんどの人は「ホームボタン」に使い慣れていると思います。
さて、iPhone 8、iPhone 8 Plusをみてみると、iPhone 7、iPhone 7 Plusと比較して極めて変わった点は無いようです。iPhone 7、iPhone 7 Plusで採用された防水機能やカメラ機能の大幅向上は目を見張ったものですが、今回は本体背面がガラスになり、ワイヤレス充電が行える、といった点が特色なのだと思います。カラーもiPhone 7、iPhone 7 Plusで鳴り物入り採用された「ジェットブラック」が廃止になったのは残念です。塗装がナーバスで傷付きやすいので廃止になったのでしょうか。重さが10g~14g重くなったのも残念です。
iPhone Xはなんと言ってもホームボタンを廃止して全面が5.8インチの有機ELのディスプレーになりました。確かに間違い無くデザインは格好いいです。ホームボタンの代わりに下から上にスワイプするようです。ホームボタンが無いという事はTouchIDも無くなり、「Face ID」による顔認証になっています。自撮機能もアップしているようです。しかし、気になる点は美しく過ぎる反面、その美しさを常時保てるのか心配です。「傷付きやすさは」、「汚れは目立たない」等は現在のところ不明です。値段も64GBモデルで12万を越える価格です。パソコンでも最上位機種が買える価格です。
僕は今回は新型iPhoneの購入は見送る事にします。iPhone 8、iPhone 8 Plusにはほぼ興味無く、iPhone Xには大いに興味がありますが、ホームボタンの件、美観を保てるかという件、高い価格がネックになっています。Appleは1年後にまた新製品を投入する訳で、その際に口コミ等を参考にしてiPhone Xの後継機種を検討しようかと思います。