これまで使っていたiPhone 15 ProをApple Trade Inで下取りに出し、新しくiPhone 18 Proを購入しました。新しいiPhoneへの買い替えというと、クイックスタートを使えば簡単に移行できると思いがちです。実際、写真やアプリなどのデータ移行は便利な仕組みが用意されています。しかし、今回苦労したのがeSIMの設定と、古いiPhoneを下取りに出す前の初期化です。
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この記事では、iPhone 15 ProからiPhone 18 Proへの移行で経験したことや、事前に知っておきたかった注意点を紹介します。
Apple StoreでiPhone 18 Proを購入
これまで使っていたのはiPhone 15 Proです。今回、Apple StoreからSIMフリー版のiPhone 18 Proを購入しました。
新しいiPhoneへの買い替えにあたり、古いiPhoneはApple Trade Inを利用して下取りに出すことにしました。Appleの下取りサービスを利用すれば、新しい製品の購入時に古いiPhoneを下取りに出せます。
今回の移行で必要だったのは、主に次の作業です。
- iPhone 15 Proから18 Proへのデータ移行
- 電話番号・モバイル通信の移行
- Apple Watchの接続先変更
- 証券口座などのパスキーや認証設定の確認
- iPhone 15 Proの初期化と下取り準備
データを移すだけでなく、電話や各種アプリが正常に使えることを確認する必要があります。
クイックスタートでデータを移行
新旧2台のiPhoneを近くに置き、クイックスタートを使って設定を進めました。
クイックスタートは、古いiPhoneを利用して新しいiPhoneの初期設定を行う機能です。画面の案内に従って操作すれば、写真や連絡先、アプリ、各種設定などを移行できます。
ただし、データ移行が始まればすべてが自動的に完了するとは限りません。今回、途中で時間がかかり、iPhone 18 Proには「設定中は、このiPhoneをほかのiPhoneの近くに置いてください。」というメッセージが表示されました。一方、iPhone 15 Proには「準備を開始します」と表示され、処理中のような画面が続きました。
しばらく待っても進んでいるのか分かりにくく、不安になりました。移行中は、すぐに電源を切ったり初期化したりせず、両方のiPhoneを近くに置いて充電しながら進めることが大切です。長時間変化がない場合は、画面の状態を確認してから対処しましょう。データ移行が完了すると、次のように表示されました。
一番苦労したのがeSIMの設定
今回、特に分かりにくかったのがeSIMです。これまで使っていたiPhone 15 Proでは物理SIMカードを利用していました。一方、新しいiPhone 18 ProにはSIMトレイがなく、物理SIMカードを差し込めません。
従来のiPhoneでは、SIMカードを新しい端末に差し替えるだけで済む場合がありました。しかし、SIMトレイのない端末では、対応する通信事業者のeSIMを設定する必要があります。Nifmoでは有料のサービスで550円課金されました。
eSIMとは?
eSIMとは、スマートフォン本体に電子的に登録するSIMのことです。物理的なSIMカードを差し込む必要がなく、通信事業者の手続きに従って電話番号やモバイル通信プランを設定します。ただし、eSIMの移行方法は通信事業者によって異なります。
Appleのクイックスタートで電話番号も自動的に移せる場合がありますが、すべての通信事業者で同じように使えるわけではありません。
「通信事業者に連絡してください」と表示された
iPhone 18 Proの設定中に、「eSIMを設定するには通信事業者に連絡してください」とメッセージが表示されました。
この表示を見て、データ移行と電話回線の移行は別の作業なのだと改めて認識しました。iPhoneのデータを移せても、電話番号やモバイル通信が自動的に使えるようになるとは限りません。
NifMoを利用する場合は、契約内容やeSIMの発行状況を確認し、公式の案内に従って設定する必要があります。NifMoのeSIM設定では、端末のEID登録やeSIMプロファイルのダウンロードなどが必要になる場合があります。
EIDとは、eSIM対応端末を識別するための番号です。新しいiPhoneの「設定」から「一般」→「情報」と進むと確認できます。
なお、EIDの登録だけで開通が完了するわけではありません。NifMoの案内に従って、必要な手続きを最後まで行うことが大切です。
eSIMの設定が終わったら確認すること
- eSIMの設定後は、次の項目を確認しましょう。
- 電話を発信できるか
- 別の電話から着信できるか
- SMSを受信できるか
- Wi-Fiを切ってもWebサイトを閲覧できるか
電話番号が新しいiPhoneで正常に使えることを確認するまでは、古いiPhoneを初期化しないことをおすすめします。
Apple Watchも新しいiPhoneへ移行
僕はApple Watchも使っているため、iPhoneの買い替えではWatchの移行も必要です。Apple Watchは、基本的に新しいiPhoneとのペアリングを確認し、必要に応じてバックアップから復元します。
特に注意したいのは、Apple Watchが新しいiPhoneと正常に接続できているかという点です。また、Apple WatchのGPS + Cellularモデルを利用している場合は、モバイル通信プランの確認も必要になることがあります。
iPhone 18 Proへの移行が終わったら、Watchアプリを開いて接続状態を確認しましょう。
証券口座のパスキーにも注意
今回の移行では、証券口座のパスキーについても確認が必要でした。利用している証券会社は、野村證券、マネックス証券、楽天証券です。パスキーは、パスワードの代わりにFace IDなどを利用して本人確認を行う仕組みです。新しいiPhoneでパスキーが利用できるかどうかは、保存先や証券会社の対応によって異なります。
そのため、iPhoneの移行が終わっただけで安心せず、それぞれの証券会社で実際にログインできるか確認することが大切です。
また、銀行アプリや決済アプリ、認証アプリなども、必要に応じて再ログインや再設定を行います。証券口座などの重要なサービスにログインできることを確認するまでは、古いiPhoneを消去しないようにしましょう。
iPhone 15 Proを初期化する前の注意点
新しいiPhoneへの移行が終わったら、古いiPhoneを下取りに出す準備をします。ここで重要なのが、データの消去と「探す」の解除です。
初期化前に確認すること
まず、iPhone 18 Proで次の項目を確認します。
- 写真や動画が移行されている
- 連絡先やメールが利用できる
- LINEのトーク履歴やアカウントを確認できる
- 証券口座や銀行アプリにログインできる
- Apple Watchが新しいiPhoneと接続されている
- 電話、SMS、モバイル通信が正常に使える
これらを確認してから、古いiPhoneの初期化を進めましょう。
物理SIMカードを取り外す
iPhone 15 Proで物理SIMカードを使っていた場合は、下取りに出す前に取り外します。
SIMカードは新しいiPhoneに移すためのものではなく、個人の契約情報に関係するものなので、返却する端末に残さないようにします。
今回のiPhone 18 ProはSIMトレイがないため、NifMoの回線は対応するeSIMの手続きで利用します。
「探す」を解除する
Apple Trade Inに出す場合は、「探す」とアクティベーションロックが解除されている必要があります。
iPhone 15 Proでは、「設定」→自分の名前→「探す」→「iPhoneを探す」から設定を確認できます。そのうえで、初期化を実行します。
iPhone 15 Proを初期化する手順
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶ
- 画面の案内に従って認証し、消去を実行する
初期化が完了すると、「こんにちは」の画面が表示されます。
これで、iPhone本体のデータ消去は完了です。
iCloudから写真や連絡先を個別に削除しない
初期化にあたり、もう一つ注意したいのがiCloudです。古いiPhoneを下取りに出すからといって、iCloudに保存されている写真や連絡先を手動で削除する必要はありません。
iCloudにサインインしたまま写真や連絡先を個別に削除すると、同期によって新しいiPhone側からも消えてしまう可能性があります。古いiPhoneのデータを消去する場合は、端末の「すべてのコンテンツと設定を消去」を使いましょう。
この操作でiPhone本体のデータは消去されますが、iCloudに保存されているデータまで一括削除されるわけではありません。
Apple Trade Inに出す前の最終確認
初期化が終わったら、最後に次の項目を確認します。
- iPhone 15 Proが「こんにちは」の画面になっている
- 物理SIMカードを取り外している
- 「探す」とアクティベーションロックが解除されている
- iPhone 18 Proで電話やアプリが正常に使える
- 下取りの案内に従って返送・持ち込みの準備ができている
Appleのオンライン下取りでは、指定された期限や返送方法を確認し、案内に従って手続きを進めます。
iPhoneの買い替えはデータ移行だけでは終わらない
今回、iPhone 15 ProからiPhone 18 Proへ買い替えて感じたのは、データ移行だけでなく、電話回線や各種アプリの確認も重要だということです。
特に、eSIMは物理SIMカードの差し替えとは違い、通信事業者によって手続きが異なります。また、証券口座のパスキーやApple Watchなど、普段から使っているサービスが新しいiPhoneでも利用できることを確認する必要があります。
古いiPhoneを初期化する際も、データの移行が終わったからといって、すぐに消去するのは避けましょう。新しいiPhoneで必要な機能がすべて使えることを確認してから、古いiPhoneを初期化して下取りに出す。
これが、今回の買い替えで改めて感じた大切なポイントです。