iOS15から「プライベートリレー」という機能が追加されました。プライベートリレーとはiPhoneから送信するトラフィックが暗号化されて、ホスト名やIPアドレスを秘匿するものです。逆に言うと、通常webサイトを閲覧するとホスト名やIPアドレスという「足跡」を残します。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
プライベートリレーはWi-Fi利用時は適用されません。モバイルデータ通信時に適用されます。又、この機能はiCloudサブスクリプションを購入している場合に限ります。
プライベートリレーに設定するには、「設定」の一番上にある「Apple ID」をタップして、「iCloud」をタップします。
プライベートリレー(ベータ版)をタップします。
プライベートリレー(ベータ版)をタップしてオンにします。設定完了です。
プライベートリレーにより如何に匿名化されたを検証してみます。自社サイトのアクセス解析から、ログを見てみます。同じiPhoneを使っています。Wi-Fiはオフにしてあります。
最下段はプライベートリレーをオフにした状態です。ホストはキャリアである「.jp」からのアクセスとなっています。
中段、上段はプライベートリレーをオンにした状態です。ホストはIPアドレスになっていて、使うたびにIPアドレスが変化している事が分かります。この事からwebサイトを閲覧した際「誰」なのかを特定される事なく、追跡や解析する事が不可能になるためプライバシーが保護されます。