10月6日、家族で1泊2日の函館旅行に行ってきました。今回は、行きは飛行機、帰りは新幹線という旅程です。本当は往復とも新幹線で予約したかったのですが、大宮－新函館北斗間の正規料金22,690円が16,690円になる「トクだ値14」の抽選に外れてしまいました。母は身体障害者のため、帰りの新幹線で割引を利用し、行きはANAのスーパーバリュー28Lで13,460円のチケットを購入しました。飛行機の料金は、時期やタイミングによって安くなることもあります。
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9:45羽田発、11:05函館着の飛行機に乗りました。函館空港は小規模ながらも使いやすい空港です。
1日目はレンタカーを借りて市内観光をしました。空港のロビーには無人のレンタカー受付カウンターがあり、電話をかけて担当者を呼ぶと、店舗まで車で案内してくれます。今回借りた車はホンダのフィットでした。
最初に訪れたのは、空港から近い場所にあるトラピスチヌ修道院です。この日は青空が広がり、爽やかな気候でとても心地よく、修道院の静かな雰囲気と相まって癒されるひとときでした。
次に訪れたのは五稜郭です。高齢の母がいるため、五稜郭公園内を歩くのは控え、五稜郭タワーから全景を見下ろす形で観光しました。タワーからは、五稜郭の星形の構造がよく見え、歴史を感じさせる美しい景色が広がっていました。
函館山の全貌も望むことができます。
この日の最後に立ち寄ったのは立待岬です。何度訪れても心が洗われるような場所で、断崖絶壁に囲まれ、目の前には津軽海峡が広がっています。
函館山の南東に位置するこの岬は、いつも海風が心地よく、壮大な自然の力を感じられるスポットです。
今回の宿泊先は、いつも利用している「ラビスタ函館ベイ」です。今回の部屋はデラックスツインで、早期割引90プラン（朝食付き）を利用したため、一人あたり12,000円というお得な料金でした。
温泉でゆったりした後は、北海道限定のサッポロクラシックビールでひと息つきました。そして、事前に予約していたホテル近くの「海寿」で夕食を楽しむことにしました。お通しは豪華なカニの爪が登場し、期待感が高まります。
まず最初に運ばれてきたのは、活イカの刺身です。透き通ったイカは新鮮そのもので、歯ごたえがあり、噛むごとにイカの旨味が広がります。ゲソはまだ生きており、少し動いている様子は少し驚きましたが、それだけ新鮮ということですね。このイカは生け簀から直接調理されたものでした。しかし、以前に比べて値段がかなり上がっており、4,500円という価格には驚かされました。不漁が原因だと思われます。今年の初めには確か1匹しか水揚げされなかったという話もありました。
次に運ばれてきたのは豪華な天ぷらの盛り合わせで、タラバガニ、ズワイガニ、ボタン海老、そして地元の新鮮な野菜が揃っていました。さらに、焼き牡蠣やじゃがバターもほぼ同時に提供され、テーブルは一気に賑わいました。
その後、先ほどのゲソが焼かれて戻ってきました。さっきまで生きていたイカですから、味の良さは折り紙付きです。
続いてはホッキガイのバター焼きです。関東では寿司ネタでしか食べることが少ないですが、バターで焼くとしこしことした食感が楽しめ、貝の旨味が凝縮されていて絶品でした。
さらに、ウニの刺身が大将からのサービスで運ばれてきました。いつもありがとうございます。取れたてのウニはまさに最高の味わいで、濃厚な甘みが広がり、とろけるようでした。
最後はカニ茶漬けで締めくくり。3人での食事代は約30,000円ほどでしたが、それに見合う大満足の内容でした。ご馳走様でした。
ホテルに戻り、夜景を眺めながら一杯飲んだら、そのまま爆睡してしまいました。翌朝、温泉でさっぱりした後、朝食をいただきました。このホテルではいつも朝食をたっぷり食べ過ぎてしまいますが、今回もご飯を2杯おかわりしました。
僕は10時にホテルを出発し、本日の観光を開始しました。まずは函館山の稜線の北側に位置する入船町の前浜海水浴場へ向かい、そこから函館山の稜線をたどって観光地を巡りながら、函館公園を通過し、谷地頭温泉で温泉を楽しむというルートです。その後、市電の谷地頭電停から乗車し、金森赤レンガ倉庫で一休みして、ホテルで家族と合流し、函館駅へ向かう計画です。ラビスタ函館ベイを後に函館港沿いに進みます。
最初に訪れたのは、外国人墓地の先にある「ティーショップ夕日」というレトロな建物です。この建物は明治18年に「函館検疫所」として建てられ、現在は喫茶店として営業しています。
次に向かったのは前浜海水浴場です。この辺りは、しばらく行くと道路が途切れてしまいます。函館山の裏側には道路がなく、かつては「寒川」という集落が昭和初期まであったそうです。函館山の裏側にあったこの集落には、何かロマンを感じます。当時は海岸沿いを通る道があったそうですが、現在はありません。今ではカヤックか登山道を通るしか行く手段がないそうです。
その後、魚見坂を下り、称名寺を過ぎて右折すると、ここからは元町・ベイエリアの観光地が広がります。すでに1時間半ほど歩いていたので、元町公園で少し休憩しました。ここは函館港を一望できる気持ちの良い場所です。公園自体には特に何もありませんが、景色を楽しむための場所と言えるでしょう。
元町公園の山側には、明治43年に建てられた国の重要文化財である旧函館区公会堂があります。以前訪れたことがあるので、今回は通り過ぎました。
その後、ハリストス正教会、聖ヨハネ教会、函館山ロープウェイ、護国神社を通り過ぎ、函館公園に到着しました。広大な公園で、南東部にはミニ動物園があります。日本最大の鳥であるオオワシが飼育されており、見た目が非常にかっこよかったです。この動物園では保護された鳥たちが飼育されています。
函館公園から北に300メートルほど進むと谷地頭温泉があります。この温泉はラビスタ函館ベイや函館国際ホテルと同じく、鉄分を多く含む褐色の強塩泉です。今回は3回目の訪問ですが、何度来ても入りたくなる温泉です。しかも入浴料が460円と非常にお手頃です。
13時30分ごろ、谷地頭温泉を後にし、市電に乗って十字街で下車し、金森赤レンガ倉庫へ向かいました。そこでラビスタ函館ベイの隣にある「ラーメンあじさい紅店」で特製塩ラーメンをいただきました。透き通ったスープはあっさりしつつも、深いコクがあり、とても美味しかったです。
15時に家族とホテルのロビーで合流する予定だったので、時間が少し余っていたため、金森赤レンガ倉庫からすぐ近くのレトロな喫茶店「マリオドール」に立ち寄り、コーヒーをいただきました。この喫茶店は外観も内装もとてもお洒落で、喫煙も可能です。おススメのカフェです。
15時にラビスタ函館ベイで家族と合流し、母が長い距離を歩けないためタクシーで函館駅へ向かい、15時44分発の函館ライナーで新函館北斗駅へ、そして16時20分発のはやぶさ40号に乗って大宮駅に20時07分に到着しました。最終的に21時ごろに無事帰宅しました。
函館は何度訪れても飽きない場所です。観光地や食事はもちろん、人々の温かさや街の雰囲気が心地よく、何度も足を運びたくなります。今年はもう訪れるのは難しいかもしれませんが、来年も早い時期に再び訪れたいと思います。