山口県で誤って給付金を振り込んだ問題で「フロッピーディスク」が話題となっています。しかし若い世代の方にはこれが何だか理解不能だと思います。そこで、管理人の記憶を頼りに、所有している現物を紹介しながら説明します。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
フロッピーディスクとは1990年代にハードディスクが普及する前までは主要な記録媒体でした。といっても理解に苦しむと思います。具体的には過去のパソコンにはハードディスクは無く、フロッピーディスクドライブが2つ取り付けられていました。1つがOSで、もう1つがデータ保存用です。
フロッピーディスクのサイズは3種類あります。現在でも使われているとされているものは3.5インチです。他に5インチと8インチがあります。容量は最大で1.4MB程で、8インチには128KBという驚く程小さな容量もありました。スマホで撮影した写真は約2MBはあるので、写真1枚保存出来ません。
フロッピーディスクには「フォーマット」形式があり、アンフォーマット、PC-98用、DOSV用等あり、OSのフォーマットに合わせる必要がありました。フォーマットして再利用する事は可能でした。
これは3.5インチのフロッピーディスクの表側です。
3.5インチのフロッピーディスクの裏側です。右下のノッチを下げるとロックがかかり、書き込みが出来なくなります。
アプリも無論フロッピーディスクがメディアでした。このフロッピーは英文ワープロだったと思います。
5インチフロッピーの箱です。「初期化済」と大きく書かれていますが、初期化されていない場合は1枚づつパソコンで初期化する必要があり手間がかかります。「対応機種」というのはパソコンのメーカー毎にフォーマットが異なるためです。
5インチのフロッピーディスクです。右上の切れている部分にラベルを張るとロックがかかり、書き込みが出来なくなります。
レガシーと言っていいようなフロッピーディスクですが、現在でもAmazonで販売しているのには驚きました。