これまで「ドコモ光1ギガ」を利用していましたが、契約内容を確認したところ、実際には速度が200Mbpsに制限されていることが判明しました。さらに、最近1週間の間に数回、光電話ルーターが停止する不具合が発生しており、当初はルーターの交換を依頼する予定でした。そんな中、ネット広告で「ドコモ光10ギガ」のサービスを知り調べてみたところ、現在の契約(200Mbps)と比較して月額料金が約800円しか変わらないことが分かり、すぐに「ドコモ光10ギガ」への切り替えを決めました。
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申し込みをしたのは12月10日で、工事日は12月25日に設定されました。ドコモから純正Wi-Fiルーターの使用を推奨されましたが、以前の記事で紹介した「TP-Link Archer BE450」を購入済みだったため、これをアクセスポイントとして利用することにしました。
12月25日の12:30頃、工事業者が高所作業車で到着しました。作業内容について尋ねたところ、「10ギガ」の光回線はすべての電柱に引かれているわけではないため、対応している電柱から新たに光回線を引き直す必要があるとの説明を受けました。
その後、宅内工事に入り、ネットワーク機器の取り付け作業が行われ、無事完了しました。
工事業者側で設置されたネットワーク機器は、以下の3台で構成されています。
1.SCM-PDS型「MK」E 光加入者線終端装置
フレッツ・テレビ対応の映像用回線終端装置です。同軸ケーブル端子があり、テレビと接続します。また、光ファイバケーブルを接続し、次の機器であるONU(光加入者線終端装置)に接続します。
2.10G-EPON型「M」C 光加入者線終端装置
光信号を電気信号に変換する役割を持つONU(Optical Network Unit)です。
3.XG-100NE 光電話ルーター
ONUからLANケーブルで接続されるホームゲートウェイで、フレッツ 光クロスにも対応しています。
工事業者によるネットワーク機器の取り付け作業は以上で完了しました。
ここからは自分で設定します。映像用回線終端装置とONUには特に設定は不要です。まず、「XG-100NE」の初期化と電話設定(電話番号が2つある場合)を行います。
ブラウザを開き、アドレスバーに「http://192.168.1.1/」を入力してアクセスします。機器のパスワードを設定します。この操作が完了すると、XG-100NEの「初期状態」ランプの橙色が消えます。
ユーザー名は固定で「user」となっており、それを使ってルーターにログインします。「電話設定」のメニューから「内線設定」を選択します。「TEL1」と「TEL2」のそれぞれにある「編集」をクリックし、電話番号を割り振ります。
設定が完了したら、左下の「設定」ボタンをクリックします。
ネットワーク機器はこのように接続されています。
以上で電話の設定は完了です。このルーターにはログアウトの機能がないため、そのまま操作を終了します。
電話設定が完了したものの、「データ通信」ランプが点灯せず、インターネットが利用できない状況が続きました。ドコモの担当者からは、開通までに2~3日かかる場合があると聞いていましたが、それでも少し焦りました。念のためプロバイダーに問い合わせたところ、「翌日中には利用可能になる」との回答を得たため、その日はiPhoneのテザリングでしのぐことにしました。
翌日、昼過ぎになって「データ通信」ランプが青色で点灯し、ようやく接続が確認できました。しかし、ドコモから事前に案内されていた通り、最初の30分程度はGoogle関連サービスしか利用できない状態でした。その後、約30分待ってすべてのインターネットサービスが問題なく利用できるようになりました。
早速、ドコモ光10ギガの速度を測定してみました。Googleのインターネット速度テストで計測しました。
まずはLANケーブル接続での結果です。速度は91.3Mbpsと高速ではあるものの、驚くほどの数値ではありません。その理由は、パソコンのLANポートが1ギガ対応であるためです。一方、Wi-Fi接続であれば、理論上最大7.2Gbpsの通信が可能です。
次に、Wi-Fi接続で測定を行ったところ、851.3Mbpsという予想を上回る結果が得られました。
ドコモ光10ギガへの変更は、大正解だったと言える結果となりました。